風土の醸成-異文化体験ワークショップ
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ルールや常識だと思っていたことが通用しない!?
ダイバーシティを推進していくなかでよく言われることに、「制度と風土の両輪」というものがあります。
どんなに便利な制度を作っても、制度の意味や使う人の状況が理解されなければ、真にダイバーシティ経営が実現されているとは言えません。
エスケイワードでは風土の醸成として異文化体験ワークショップ「バーンガ」を実施しました。
異文化体験ゲーム「バーンガ」をやってみた
バーンガは、「自分が常識だと思っていたことやルールなどの前提条件が通用しないとき、人はどのような気持ちになり、どう対処するのか?」をトランプゲームを通じて疑似体験するワークショップです。
トランプゲーム「ページワン」をチームごとに少しずつ異なるルールでプレイし、勝者と敗者にチームを移動させることで、ルールの違う「異文化」の人と交流するという仕組みです。
何よりこのワークショップの醍醐味は「ゲーム中、無言で過ごす」こと。
ゲーム中にルールの違和感を感じても、ファシリテーター以外のプレイヤーは言葉でコミュニケーションを取ることができません。
参加者にはワークショップの目的や趣旨を伝えずにゲームをスタートし、ゲームが進み回数を重ねるごとにメンバーが入れ替わり、チームに混乱が生まれました。
混乱のなか、メンバーたちはジェスチャーでなんとかコミュニケーションを取っていきます。
疑似体験からの気づき
ゲーム終了後は、起こった出来事を振り返ってもらい、何が起きていたか、どう対処したかを全体で共有します。
チームごとにルールが異なる「異文化」の人が移動して来ていることに気づかない人もいれば、気づいてルールを教える人、新たに入ってきた異文化ルールに迎合する人など、対処方法は様々でした。
言葉のコミュニケーションを禁じられたなかでの「異文化」体験に、飛び込んでいく側も、受け入れる側も、それぞれストレスを感じたメンバーがいたようです。
自分の置かれる環境の変化など、現実世界で同じような「異文化」体験が起こった時に、どんなことを考え、どう対処するのか。
様々な事情や考え方の人々が共存する状況の疑似体験から、気づきを得られたワークショップとなりました。
エスケイワードでは今後も風土の醸成の一環として、楽しみながら学べるワークショップを企画していきます。