情報をすべての人に届けるために。アクセシビリティ試験の実施
名古屋市交通局様
公式ウェブサイトのアクセシビリティに関する試験
プロジェクトの支援内容
「名古屋市交通局」公式ウェブサイトのアクセシビリティに関する試験
プロジェクトの背景
名古屋市交通局様は街と人をつなぐ重要な交通基盤を担っています。
利用者に向けて運行状況や駅の設備設置状況等、ウェブサイトから事前に情報を収集できるサービスの提供も重要となります。
今回は、幅広い利用者に情報を届けているウェブサイトのアクセシビリティ試験の支援をさせていただきました。
【ウェブアクセシビリティとは】
ウェブページにある情報や機能の利用しやすさを意味します。 さまざまな利用者が、さまざまなデバイスを使い、さまざまな状況でウェブを使うようになった今、あらゆるウェブコンテンツにとって、ウェブアクセシビリティは必要不可欠な品質と言えます。
引用/ ウェブアクセシビリティ基盤委員会(WAIC)
試験のポイント
お客様の運用をコストを考慮した改善提案
ウェブアクセシビリティを向上させるには問題点を見つけ、改善を行うことが大切です。
アクセシビリティ向上のため、画像に代替テキストを設定するなど、簡単に改修出来る問題は手を付けやすいですが、中にはシステムに影響する等、改修に大きなコストが掛かり改修を断念されることがあります。
そのような利用者にとって残念な結果に至らないよう、私たちは問題点を発見した際には「お客様の運用はどのように行われているか」、「改修負荷が大きくなってしまわないか」、「コストが掛かる場合の落としどころはどこか」などを意識し改善方法をご提案させていただきました。
目的に合わせた資料づくり
管理者が全体を俯瞰して確認できるように
試験実施ページは合計60ページあり、ウェブアクセシビリティには達成基準が38項目あります。
60ページ ✕ 38項目のチェックを行うため、問題点に対してどこから着手すると良いか判断が難しくなってしまいます。
注力すべきことを判断できるように、縦軸に「達成基準」・横軸に「試験実施ページ+簡易的な問題点と改善案」を記載したマトリクス表を作成いたしました。
修正担当者が作業しやすいように
改修を行う際は、修正担当者がページごとに対応を行います。
先ほどの管理を目的とした俯瞰資料とは目的が違い、「具体的にどの箇所に問題点があるか」・「どのように直せばよいか」等、作業がスムーズに進められる事が重要です。
そのため、私たちは発見された問題点の箇所ごとに確認ができ、それに対しての改善方法をまとめた解説書を作成いたしました。
エスケイワードではウェブアクセシビリティ試験の知識を活かし、アクセシビリティを意識したサイト作りを心掛けております。
多様な利用者に情報を届けるため、みなさまのサイトをより良いものとするにはアクセシビリティは欠かせない要素です。
興味・ご関心のある方は是非お声がけください!
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「コミュニケーションで世界のあらゆる壁をなくす」をMISSIONに、情報取得における障壁を作らないWeb制作を追求するべく、ウェブアクセシビリティの確保と向上に取り組んでいます。