エンジニアの高須がNVDAエキスパートの認定試験に合格しました
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NVDAのエキスパート認定試験とは?
NonVisual Desktop Access (NVDA) は、無償で公開されているWindows用のスクリーンリーダー(音声読み上げソフト)です。
スクリーンリーダーは、目の不自由な人がWeb上のコンテンツを読んだり操作したりする際に欠かせないソフトウェアです。
そのNVDAの開発元であるNV Accessが2017年からエキスパート認定制度を行っており、NVDAの操作に関する全般的な知識を有することを認定するものです。試験はオンライン上で受けることができます。
合格者コメント
高須 拳斗
コミュニケーションデザイン部
テクニカルパートナーチームリーダー
アクセシビリティエンジニア
Webアクセシビリティの観点でみた際にマークアップの品質に対する判断は難しく、「課題があるか・どのように改善すると良いか」を検討する際に迷うことがあります。
そのため、私は目で見てコーディングが合っているか・構文チェックで問題ないかを確認するだけでなく、NVDAを用いて音声読み上げを聞き、情報に正しくアクセスできるか・理解できるかを確認するようにしています。
チームのメンバーにもマークアップを意識してもらう際にNVDAを用いた説明を行う機会があるため、正しく操作・説明できるように全般的な知識を深めておきたいと思い、NVDAエキスパート試験を受けました。
試験では点字ディスプレイについての問題もありましたが、点字ディスプレイは高額で持っておらず、参考資料に書かれている情報で回答せざるを得ないあたりには苦戦しました(点字ディスプレイ欲しいです)。
知識を得たことだけに満足せず、自分でも体験し、マークアップの品質向上に活かせるよう行動していきます。
*個人的ではありますが、マークアップの品質を担保し目まぐるしくアップデートされる仕様にも素早く対応されているHTMLリンター「Markuplint」を応援しています。